【社会保障】生活保護の増え方に差 大阪11.8人、富山0.2人 最大約60倍の開き

2006年の記事を見つけました

 人口に占める生活保護受給者の割合(保護率)の過去9年間の増え方に都道府県により最大

約60倍の開きがあることが15日、厚生労働省のまとめで分かった。同日開かれた全国の自治体の
福祉事務所長を集めた会議で報告された。同省の中村秀一社会・援護局長は審査や就労支援の
あり方を再点検するよう指示した。

 95年度と04年度を比較した。最も増えた大阪府は人口1000人当たり11.4人から23.2人と11.8人
増加。最も増え方が小さかった富山県は2.0人から2.2人と0.2人の増加にとどまった。

 保護率は高齢者の割合や地域の経済事情によっても異なるが、中村氏は「高齢者比率や失業率が
似ている都道府県でも差がある」と指摘。生活保護者の自立支援のためのプログラムを採り入れて
いる自治体が約3分の1にとどまっていることなども挙げ、各自治体での取り組み強化を促した。

▽News Source asahi.com 2006年05月16日11時32分