会議報告

本日、駅前CiCにて9名が参加しました
下記の要望書を提出していましたが、回答があることが報告されました。交渉は31日の予定です。

2008年3月6日
富山市市長
 森 雅志 様
                ホームレス支援ネット・困民丸

要望書

 1月末に、貴市が行っている駅地下道の「清掃」・「ホームレス調査」などについて、疑義を提起するために出かけてから、はや1か月余が過ぎました。
 この間、私たちは、「ホームレス支援ネット・困民丸」を結成し、一方で「夜回り」を継続しながら、市内(駅地下道に限らず)在住のホームレスの人々との接触を進め、「炊き出し」などを行っています。他方で「困民丸ハウス」を立ち上げ、身体休養のうえ「就労」を希望するホームレス当事者・身体養生を必要とする当事者の入居を図りつつ、「生活支援」を行いながら、当事者の共同生活を進めています。
 これらの営みを通じて、私たちは、充分とはいえないまでも、かなりの程度の広がりと深さにおいて、市内在住のホームレスの実態の把握を進め、当事者との意思疎通を行うことができており、貴市の把握を凌駕している、と確信しています。
 幸いいろいろな方々から家具・衣類などの提供もあり、「困民丸ハウス」の居住環境も徐々に整いつつあり、また、多様な面から「支援」協力を申し出てくださる人々とのネットワークも広がりつつありますが、「支援」基盤を固め、「支援」の内実をさらに豊かなものにするには、「公的支援」が不可欠です。
 つきましては、次の7点を貴市に要望しますので、貴市の「公的責任」として、「公的支援」に積極的に踏み出されるよう、要請します。

1. ホームレス当事者が、気軽に相談しに出かけられるいわゆる「ワンストップサービス窓口」を駅周辺に設け、「支援ネット・困民丸」との協同の営みとして、運営すること
2. ホームレス当事者で、「健康」を維持する上で肉体的にも精神的にも不安や不調を訴えている者に対して、「支援ネット・困民丸」との協議にもとづき、医療(ケアもふくむ)上の「手当」を講ずること
3. ホームレス当事者で「就労」を希望する者・「生活支援」を必要とする者に対して、「支援ネット・困民丸」との協議に基づき、トータルかつ積極的な支援措置を講ずること
4. ホームレス当事者の「生活保護」申請において、「困民丸ハウス」を居住場所」として、認めること
5. 現在「困民丸ハウス」として使用している住居を、市として「借り上げ」、その使用を「支援ネット・困民丸」に委ねること
6. 早急に市の「ホームレス支援計画」を策定し、「困民丸ハウス」など市民が運営する「通過施設」に対する助成などを可能にする手続を進めること、また、「支援計画」の策定にあたっては、「支援ネット・困民丸」の参加を認めること、及び、当事者の「要望」を聴取する機会を設けるなど、当事者の「声」を反映させる手立てを設けること
7. 市の「ホームレス支援計画」が実施されるまで、暫定的に、ホームレス当事者及び「支援ネット・困民丸」との間で、定期的に「協議」する場を設けること

 なお、以上はあくまでホームレス「支援」者として緊急に必要だと考える措置に関わる「要望」であり、ホームレス当事者が貴市に対して直接「要望」を行う機会を持つことについて、当事者と検討していること、また、「支援ネット・困民丸」として、当事者の「要望」をふまえた「富山市ホームレス支援計画」構想について、いずれ貴市へ提起する予定であることを申し添えます。

会議の内容は、市との交渉に臨むに当たっての意見交換、
生活保護申請についての目的、方法、協力体制についての協議でした